Perrier Jouet Belle Epoque(ペリエ ジュエ ベル エポック)ボトルのアネモネが愛しいシャンパーニュ

ドイツ人の情報セキュリティ技術者の知人が、来日した際にお土産にもってきてくださったのはシャンパーニュでした

ボトルが魅力的なPerrier Jouet Belle Epoque [2002] (ペリエ ジュエ ベル エポック 2002)にシャンパーニュ大好きの我が家は大喜びです。

もちろん、ドイツ人の彼女もシャンパーニュが大好き。

 

ボトルにガラス工芸家エミール・ガレの白いアネモネが美しくエレガントに描かれているプレステージ・キュヴェベル エポックは、アネモネが咲き誇るシャンパーニュの芸術と言われています。

ボトルを眺めているだけでも

愛おしく感じてしまうシャンパーニュです。

そして、世界中のシャンパーニュ愛好家を魅了し“フルール・ド・シャンパーニュ(シャンパンの華)”と呼ばれ愛飲されてきました。

そうなんです、ペリエ・ジュエは、ヴィクトリア女王、ナポレオン三世などの王室や、そしてグレース・ケリーのような世界中のセレブリティたちにも愛されてきたシャンパーニュです。

Perrier Jouet Belle Epoque 2002(ペリエ・ジュエ ベル・エポック 2002)

愛おしく感じるのは、ボトルに描かれたアネモネだけではありません。

グラスに注いで、泡、色、香りを楽しみながら、

ゆっくりと味わいたいシャンパーニュです。

ブドウは、100%グラン・クリュの上質ブドウで造られています。

ブドウ品種は

コート・デ・ブラン地区のシャルドネ50%

モンターニュ・ド・ランス地区のピノ・ノワール46%

ヴァレ・ド・マルヌ地区のピノ・ムニエ4%

2002年のシャンパーニュ地方の春は、比較的穏やかな気候のようでした。

9月は晴天が続き、夜間は涼しくなる気候の影響で、葡萄の熟成が順調に進みました。

この年のワインは、全体的にアルコール糖度が高く、酸度は例年に比べ低くできあがったようです。

泡は、輝きを持ちながら優美で美しいきめ細かな気泡となり舞い上がります。

色彩は少し黄金味をおびながらスッキリと澄んでいます。

見ているだけでも貴賓のある華やかさを感じます。

香りは、ベル・ポック特有の白桃などの白い果肉の果実の香りから、白い花の香り。さらに、柑橘系の香りまで現れます。

しっかりとした骨格で力強い印象でありながら、いきいきした酸味の絶妙なバランスが、繊細で華やかな味わいとなり調和が取れているようです。

 

メゾン Perrier Jouet (ペリエ ジュエ )

1811年にシャンパーニュ地方のエペルネ市に創業した200年以上の歴史を誇る老舗メゾンです。

ピエール・ニコラ・ペリエとローズ・アデル・ジュエが、他とは一線を画す特別なシャンパン・メゾンを作りたいという想いからメゾン ペリエ ジュエを設立しました。

ピエール・ニコラ・ペリエは植物学にも精通した、優れたワイン生産者でした。

一方、ローズ・アデル・ジュエはノルマンディの商家出身の教養ある女性でした。

そんな自然と芸術への愛を共有していた二人が、結婚から1年後にシャンパーニュ・メゾンを設立したのです。

1861年には英国ヴィクトリア女王の御用達となりました。

更に、フランス王室御用達の命も受けています。

1902年には、白いアネモネの花のボトルが誕生しました。

それは、ベルエポック(Belle Époque:良き時代)と言われたパリの最も華やかな時代であり

良質の芸術が求められるアール・ヌーヴォーの時代でもありました。

その時期に3代目社長アンリ・ガリス氏が、アール・ヌーヴォーの時代の代表的な巨匠エミール・ガレ氏にボトルデザインを依頼したものです。

8代目最高醸造責任者 セヴリーヌ・フレルソン氏

ペリエジュエの公式HPには、現在の第8代目最高醸造責任者 セヴリーヌ・フレルソン氏のコメントがありました。

「私はペリエジュエベルエポックを白い蘭と関連付けています。偶然にも私の一番好きな花です。私にとって、このキュヴェは、優美さ、優雅さ、繊細さ、活気そしてその凛とした様、そのような白い蘭の持つ組み合わせと同様のクオリティを持ち合わせています。」

ペリエ ジュエの200年以上の歴史を現在まで受け継いできた最高醸造責任者(セラーマスター)8名です。2020年10月に第8代目として、セヴリーヌ・フレルソン氏が新たに就任されました。長い歴史の中で初となる女性の最高醸造責任者です。セヴリーヌ・フレルソン氏が、ペリエ ジュエの伝統である「革新をつくり続ける」という信念を未来につなぐご活躍を楽しみにしています。

まとめ

シャンパーニュ・メゾンが、長い歴史の中で古き伝統を守りながら、情熱的に革新を続け優れたものを造る挑戦を続ける姿に感動します。

近年のワイン産業は変化してきています。

しかし、格式高いシャンパーニュー・メゾンは、独自の世界観を崩すことはない。

そこが、シャンパーニューの魅力であるに違いないと感じています。

創設者が、思いを込め丁寧に造り上げた芸術的なペリエ ジュエの理念は、数々の人々を魅了してきました。

そして、シャンパーニューの華となり優雅に咲き続けています。

やはり、ペリエ ジュエは愛おしいシャンパーニュです。

Happy Life   愛しきシャンパーニュへ